お知らせ

2月15日は涅槃会(ねはんえ) ②

お釈迦様は入滅にあたり、様々な教えを残していますが、そのうちの一つが八正道です。

 

八種よりなるすぐれた道とである。
修行僧たちよ。これらの法を、私は知って説いたが、
お前たちは、それを良くたもって、
実践し、実修し、盛んにしなさい。

中村元訳「ブッダ最後の旅」
岩波文庫版 101頁

 

八種よりなる優れた道となんでしょうか。それは基本的に、日々を正しく生活することを。積み重ねることに他なりませんが、具体的には次のようになります。

 

正見(しょうけん) 正しく真理の道理を見ること

正思惟(しょうしゅい) 正しく真理の道理を考えること

正語(しょうご) 正しい言葉

正業(しょうごう) 正しい行い

正命(しょうみょう) 身口意(しんくい)を清浄に保ち生活すること

正精進(しょうしょうじん) 正しく道に努力すること

正念(しょうねん) 正しく心に思うこと

正定(しょうじょう) 正しく心の安定を保つこと

 

お釈迦様の教えは、例えば死を含めた苦から逃れること、
生まれ変わるという苦しみから脱し離れることにあります。
「正しい」の内容についてお釈迦様はさらに分析をしていますが、
まず私たちは日々できることを精一杯取り組むことが大切です。